人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2020年 11月 13日
Cayin N6ii/T01
期待外れだったibasso DX160を処分してCayin N6ii/T01をゲットしました。
このDAPは本体の基板を別のオーディオマザーボードに差し替えることで、別のオーディオ回路を搭載した別物のDAPにする事ができる、マニアックで遊び心タップリな変わり種です。

ただ少し違和感があるのは『オーディオマザーボード』と言う名称ですね。通常マザーボードと言われるのは本体側の基盤かと。交換するユニットは普通マザーって呼ばないよなぁ・・って。
まぁ中華に小うるさい事を言ってもシャーナイけど(^^;

Caynは小さなDAPに真空管を取り入れた面白い製品を作っていて、フラグシップのN8(30万円超)には高価なNutube真空管を乗せたり、ミドルクラスのN3Proにはビンテージ真空管を入れたりして、結構そそられるメーカーです。
しかしN8は大きく予算外(:_;)、N3ProはAndroidでは無くサブスク利用できないのが残念。


Cayin N6ii/T01_c0005245_12062373.jpg

現在5種類のオーディオマザーボードが用意されています。(初売順)

A01:DACにAK4497EQをシングル搭載。
T01:DACにPCM1792Aをデュアル搭載したフルバランス回路。
E01:DACにES9038PROをシングル搭載し、A級とAB級モードの切り替え可能なデュアルアンプ構成。
E02:DACにES9038Q2Mをデュアル搭載したフルバランス回路。
A02:DACにAK4497EQをデュアル搭載。ラインアウトとプリアウト専用でヘッドフォンは不可。

選択に悩みますがA01は所有しているFiio M11Proと同じDACだし、A02は別アンプ接続前提なので除外。
E01はA級とAB級を味わえて面白そうだけどアンバランスのみなので今回はパス。

それでE02とT01で迷ったのですが、発売がE02より前で値がこなれ安かったT01にしてみました。
その内にE01かE02に手を出してみよう(^^;


Cayin N6ii/T01_c0005245_13465031.jpg

PCM1792Aはテキサス・インスツルメンツ社製の高性能ステレオDACですが、消費電力が大きいのがネックです。しかし最近滅多に外に出る事はなく家用なので、その辺はいいだろうと言う判断。

とは言っても電源管理は重要項目で、ソニーZX507のようにスリープ状態でどんどん減っていくようなポンコツでは話になりません。
そこはネットで探すと比較していた人が居て、FiiO M11Proに匹敵して殆ど減らない実測値が出ていたので大丈夫かなと。


Cayin N6ii/T01_c0005245_13472460.jpg


Cayin N6ii/T01_c0005245_13475364.jpg


流石は10万円越えのDAPですからお洒落なパッケージです。
しかし革製アタッシェケースに入っているHiBy R8や北米産ブラックウォールナット製ボックスに収まっているFiio M15に比べたら質素(^^;

まぁあんまり貧相では寂しいし、豪華すぎるのは価格転嫁分を考えると嫌悪感を抱きますが、これ位が程よい感じですね。

取り出してみると写真で見た感じ武骨でイマイチと思っていたのですが、手に持つと中身が詰まっている感じで、少し重くて分厚いですが、持ちやすく操作もし易くて良いデザインです。


裏面
Cayin N6ii/T01_c0005245_13592831.jpg

しかしAndroidのタスクボタンが無くて往生しました。
ホームボタンを押しながら上にスワイプするのですけど、中々やりにくい。タスクを出すのに一苦労です。
最初は滅多に成功しませんでしたけど、幾度と練習してコツを掴めました(^^;

次に困った事はスクリーンショットが撮れません。ibasso DX160もAndroidの仕様「電源+小音量」で撮れませんが、設定内に撮る仕組みを付けています。
しかしCayinは無いのでアプリを入れるしかありませんね。なんで?


ホームボタンだけって酷いと思うけど、デザイン重視ですか。もしかして林檎を意識して?
Cayin N6ii/T01_c0005245_14025425.jpg


もう一つ困った事ですが、Amazon Music HDでサイドボタンが効きません。これはHiBy R5、ウォークマンZX507と同様です。
これで3社のDAPが同症状ですからAmazonの責任が大かと。おかしなAPI仕様なのでしょう。

これは代理店のコペックジャパンに問い合わせしたところ、中国ではAmazon Musicのユーザーが居ないので今のところ放置らしいです。
もしかするとAmazon自体がもう撤退して無いのかもしれませんね。米国で「TikTok禁止や」にすると「提訴する!」って米国政府が負けますけど、その逆はあり得ません。中共はやりたい放題のドロボー国家ですからサスガのAmazonもやってらんねぇって所か(笑)

日本国内は多くのユーザーが居るのでメーカーには伝えているとの事ですが、どちらかが改善するまで気長に待つしかありません。
まぁ中華を使うからには多少の不便は我慢です。

もっとも押しボタンを無効にするHOLDスイッチが無いので、誤操作防止のため設定内のLockscreen button settingsでPly/next/prevをONにし、液晶が消えている時のボタン操作を無効にしています。
止めたはずなのに無意識に押してしまい、使おうと思った時に電池残量0と言うのが中華DAPでは過去何回かあり(^^;

HOLDスイッチはZX507で唯一エライ所です(笑)←ほんとこれだけ


Cayin N6ii/T01_c0005245_14225762.jpg


電源管理は合格。
スリープ時には殆ど減らず、アンプ部を使わないUSBオーディオ利用時も減りは少なくて、ポンコツZX507とは違います。

ただ予想はしてましたがけっこう大飯食いですね。
電池の消費は2時間ほどで25%の減り(バランス)ですから7~8時間は持つ感じでまぁまぁなのですけど、A01のバランス13時間は無理としても、もう少し伸びて欲しい感じもします。



Cayin N6ii/T01_c0005245_14213978.jpg


消費電力が大きいと言う事は発熱量も半端ないです。
先日寒い日に出張で外に出た時にポッケに入れていたら、これはもうホッカイロで助かりました(笑)
しかしケースから出ている部分(ボリュームの上あたり)に触れると「アチッ!」って感じで、それで火傷はしないですけど、長く触れていることができないくらいの熱さです。

結構熱くなるM11Proでさえ40度行かないのに、コイツはなんと寒い外で45度まで行くので夏は厳しいかも。
ちなみに下のグラフですが、N6iiは寒い外で上着ポッケの実測、M11Proは室内でシャツのポケットに入れて試した実測です。


Cayin N6ii/T01_c0005245_12070180.jpg

その他ではibasso DX160で殆ど使えなかったUSBオーディオは勿論大丈夫。
ibasso DX160とFiio M11Proで動かないラジコは使えます。
<追加>
11月12日にラジコがバージョンアップされ、M11ProでGPS Tetherの介護なしで立ち上がるようになりました。

商品紹介にMQA対応が無かったので諦めていたのですが、ダメ元で聞いてみるとFLACでは無くちゃんとMQAで聞けるじゃない。
ん?なんで?と思って探ってみると、2020年9月のファームアップで対応されていたようです。

まぁイマドキMQA未対応のDAPがあるのも珍しいと思ってましたけど、予想外の展開で助かりました。


MQAがありません
Cayin N6ii/T01_c0005245_13535744.jpg

ミュージックアプリのCayin MusicはHiByMusicの機能省略版ですね。HiByMusicと殆ど同じですがHiByリンクやのMSEB(音質調整)などが省かれています。
その為なのかHiByMusicもプリインストールされていて、ドッチを使ってもいいよと言う、なんだか中途半端(笑)

なので使うならHiByMusicになる訳で、Cayin Musicなんかいらんやんと。わざわざ機能省略版を作って製品に乗せている意味が分かりませんけど、大人の事情でもあるのでしょうか。
まぁお陰でHiBy R5と同じプレイリストを使えるので解読して作り直す手間が省けました。

<追加 2020/11/14>
今井美樹さんの『Classic Ivory 35th Anniversary ORCHESTRAL BEST』をMQAフォーマットで購入したところ、盛大な雑音が出てビックリ。FLACにしておけば・・と消沈しましたが、試しにCayinMusicで聞いてみると雑音なしで恐ろしいほど良い音で安心しました(^^;

それでHiByリンクやMSEBは使わないのでCayinMusicを使う事にします。プレイリストのimport手順は同じですね。

簡単に記述しておくと
・.m3uで作成
・../../../Music/浜田麻里/Gracia/11. Mangata.dsf  ※../../../がミソ
・SDの下に/HibyMusic/Playlist/Re を作ってそこに入れる。
・import


左 Cayin Music 右 HiByMusic
Cayin N6ii/T01_c0005245_12093083.jpg



もしかするとOS(Android 8カスタム)もHiByからの供給かも知れないですね。いや、間違いないでしょう(^^;
R5と同じSnapdragon 425を使っていて、Amazon Music HDのサイドボタンが効かない現象と時折ブツッと躓くような現象が同じですし、Androidの設定画面も同じですね。

普通は同じバージョンでもメーカーが異なると設定画面が其々違いますから。


Cayin N6ii/T01_c0005245_15245516.jpg


さて音ですが、全体の音作りはドライで音に色付けしてなく好みです。
M11Proも同じ傾向で好みなのですが、更に解像度が高く下から上まで気持ちよく聞かせてくれますね。
音場も広く気持ちよい空間です。

そして特筆すべきはSN比が半端なく良い。
井筒香奈江さんの「時のまにまにⅣ 時代」を聴いて驚きました。このアルバムはウイスパーボイスの真骨頂で、伴奏無しで囁いているアカペラ部分が多く出現しますけど、無音の所が本当に無音です。

M11ProのSN比も良いと思いますが、よ~く聞くと極々微かにブーンと言うハム音が聴こえます。
R5はシャーと言うホワイトノイズです。本当に良く聞いて微かに聴こえるだけなので音楽を聴く分には全く問題にならないレベルですけどね。

しかしN6ii/T01は全く何も聞こえません。
漆黒の闇に吸い込まれるような感じ。これはお見事。


Cayin N6ii/T01_c0005245_12373868.jpg

11月11日に発売された今井美樹さんの『Classic Ivory 35th Anniversary ORCHESTRAL BEST』を聴いてますが、彼女の透明感ある歌声は勿論、オーケストラのサウンドが素晴らしく響き、これは虜になりますね。

若い頃の美樹さんは軽やかに歌っている印象がありますが、今回の作品をN6iiやM11Proで聴くとお腹の底から声を出し、全集中の呼吸(^^;で歌っている姿が見えます。あくまでもアコースティックなのに、凄い迫力あるアルバムに仕上がっていて聴きごたえがあります。

Cayin N6ii/T01のデザイン、持った感触、性能、音質等々大変気に入りました。
交換できるオーディオマザーボードも面白そうなので研究しつつ色々と楽しんでいこうと思います。




by webtyuu | 2020-11-13 09:04 | オーディオ | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://tyuu.exblog.jp/tb/31758334
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 有馬温泉      Technics EAH TZ700 >>