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2021年 02月 23日
New Hiby R6
HiByの新製品New HiBy R6がようやく日本での発売が決まり、その発表が2月12日でした。シルバーを買う気満々だったのですけどコロナの影響などで製造が遅れブラックボディのみになり「う~~~~ん・・・」
1日迷いましたが「まぁえっか」と13日にポチ。

すると16日には販売代理店のTwitterでソールドアウトの発表です。皆さん待ってたんだ(^^;
で発売日の19日に到着です。


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HiByはR5を使って気にいったメーカーで、R5の小さな筐体から信じられない音を出してくれるDAPです。
しかし残念な事にAmazon Music HDとの相性が悪く、時々「プツっ」っと息継ぎが発生するのと、Fiio M11ProとCayin N6iiを使っているとやはり実力の差があるので更新する事を決め、ミドルクラス3台体制で楽しんでいこうと思います。

OSはAndroid9カスタムで、標準Androidとは異なりビットパーフェクトなオーディオ再生用に最適化されています。
当然ながらGMS認証を通っていてgoogle playは最初からインスト済みなので、UAPPなどの有料で購入しているアプリは使えます。
ちなみに中国の国内版はGMS認証なし版が売られているので個人輸入する場合は注意ですね。

DACはESS Technology(米)のES9038Q2Mを2個搭載しバランス出力に対応。SoCはクアルコム(米)のSnapdragon660でサクサクです。Amazon Music HDが瞬時に立ち上がりサクサク動くって気持ちいいですね。


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大きさ厚さ重さ質感はM11Proとほぼ同じ。しかしボタン類やボリュームの配置が大きく異なります。
DAPは勿論音が命ですが、デザインも重要な選ぶうえで重要なファクターになりますね。

NewR6はとてもクールでカッコよく、見た感じで欲しくなりました。N6iiはずんぐりむっくりしてますが小ぶりなボディにギッシリ詰まってる感があって、持ちやすくて操作もしやすく好きなデザインです。

最近出たiBass DX300はN6iiと同様に基板交換できるタイプで興味を持ちましたが、デカい上にヌッペリノッペリで買う気になれず(^^;



左からNewR6、M11Pro、N6ii
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Amazon Music HDを聴いてみると、R5で悩ましかった音の途切れは皆無になり安堵。
それと国内発売前に香港のネットショップで買った人の情報では、Amazon Music HDの出力が44.1KHz止まりになってると言うのはサスガに直ってます。

しかし直っていると期待していたサイドボタンの再生/停止ボタンは相変わらず効きません。
ところが進むと戻るボタンは効くようになったので一歩前進か(笑)

一応「DAPの画面を消す」または「Amazon Music HDの画面を落としてデスクトップ表示にする」で再生/停止ボタンは効きますね。
どうもAmazon Music HDの画面との取り合いみたいなAPI仕様で難しい所があるのかも知れませんけど、FiioができるのにHiByができないと言うのは不細工ですね。



192KHzになっています
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Snapdragon660の威力なのかMQAがなんと16倍展開で再生されます。
とは言うものの、Cayin N6ii/E01の8倍展開と聴き比べてもよくわかりません。
GACKTさま並みの耳を持たないと意味ないかも(笑)

初代R6は携帯の電波の影響で雑音が乗るとか乗らないとかネットで言われてますけど、このNewR6をずーっとスマホの上に置いて聴いてますが一切雑音は乗りませんし、電車に30分ほど乗りましたが雑音は皆無でした。



16倍展開で768KHz再生になります。アプリはUAPP
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TZ700(バランス)で聴いた印象です。
音の傾向はHiByらしく色付けしてない落ち着いた音色で何時までも聞いていられる感じですね。
そして特筆すべきはSNの良さ。これは際立ちます。

井筒香奈江の「時のまにまに」シリーズを聴くとわかり易いですが、無伴奏で言葉と言葉の間の無音時に本当に無に落ちる感覚が凄い。
M11Proは微かにホワイトノイズが乗っているのがわかりますけどR6は暗黙の闇で、個人的に一番凄いと思っているN6ii/E01に匹敵します。

曲を聴いた感想のほんの一部ですが、今井美樹のClassic Ivory 35th Anniversary MQA音源を聴くとN6ii/T01は煌びやかで美樹さんの声が前に出てきますが、NewR6はそれ程押しつけがましくなく自然で心地よい感じ。

浜田麻里のGraciaから「Mangata」DSD 2.8KHz 1bitを聴いてみると、バスドラムがエネルギッシュに躍動し瞬発力が凄い。麻里さんの声は壮絶なヘビメタサウンドに埋もれることなく、この曲のラストを飾る高崎晃のギターとの絡み合いが妖艶です。

2月19日に出たウイリアムス浩子のハイレゾリマスタリング版『a time for Ballads』は浩子さんの歌はもとよりピアノの倍音なんかは鳥肌モノですね。


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またKaren Souza、Diana Krall、Rebecca DorseyなどのJAZZ女性ボーカルは色っぽさが際立ちぞくぞくします(笑)
クラシック、JAZZ、ポップス、ロックと何時も聞く音楽を一通り聞きましたが、合わないジャンルはありません。流石に強豪がひしめき各社がしのぎを削っているミドルクラスですね。

サブスクを使う上で一つ気になったのは、Amazon Music HDを聴いている時に稀にフリーズして落ちた事が数回ありました。UAPPでは今の所無いので、やはりAmazon Music HDとの相性は今一つみたいです。
アプリはmora qualitasの方が安定していてデキは良いのですけど、いかんせん曲数が少なく常用できないので我慢してAmazon Music HDを使わざるを得ない状況が悲しい。


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前面と裏面には保護フィルムが最初から貼ってありますが、うっかり机やベッドから落っことすことがあるのでケースも購入することに。
しかし今のところ純正のダサいレザーケースとAmazonでシリコンケースしかありません。シリコンケースは使いたくないので純正にしましたけど、チョット色合いが明るすぎだしレザーの質がチープですね。
使い込んでいくと手汗手油で風味が出てくるでしょうか。



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暫くはNewR6、M11Pro、N6iiで楽しんでいこうと思います。





by webtyuu | 2021-02-23 13:36 | オーディオ | Trackback | Comments(2)
Commented by 吉本祐一 at 2022-12-31 00:09 x
一点質問させてください。
私もAmazon musicを利用しているのですが、
やはり44.1khz止まりになります。。
何か設定があれば教えてください。
また、アプリのバージョンはいくつでしょうか。
Commented by webtyuu at 2023-01-01 08:04
※吉本祐一さん

特に難しい設定とかはしてないです。。
強いて言えばDL設定を「再生可能な最高品質」にしてますが、当然やられてますよね?

自分のR6ですと例えばイーグルスのDesperado(2013 Remaster)は下記のようになっています。
楽曲:24bit/192KHz
デバイスR6:24bit/192KHz
出力:24bit/192KHz

現在バージョンは下記です
22.15.12 OTA(#151214)

なお出力デバイスがBluetoothイヤホンで、コーデックがSBCとか機種がApple製だったら44.1khzになるかと思います。



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